Raspberry PI で FMOD Studio API を動かす
表題の通り。
FMOD (https://www.fmod.com/download) はゲームなんかでよく使われているサウンドライブラリらしく、Raspberry PI で使えるようにするまでの道のりを書く。
作業をはじめる前に、事前に自分のラズパイの ARM のバージョンを確かめておくとよい。
cat /proc/cpuinfo
このとき、Arm 6 だったら arm、Arm 7 だったら armhf というふうに ARM のバージョンを指定すればよい。
uname -a
とかでも分かる。
ここではすべて armhf に統一して説明するので、適宜置き換えてください。
まず、アカウント登録を済ませて、 FMOD Studio API をダウンロード(https://www.fmod.com/download)。 あまり重くないので、アカウント登録だけ他のマシンで済ませて、Raspberry PI から直接ダウンロードすれば良いかなと思う。
ダウンロードしたら、適当に解凍して、適宜ものを移動させる。
tar -xvzf fmodstudioapiXXXXXlinux.tar.gz
API/lowlevel のうち、lib 以下を /usr/local/lib に、inc 以下を /usr/local/include へと移動させる。
sudo cp fmodstudioapiXXXXXlinux/api/lowlevel/lib/armhf/libfmod* /usr/local/lib sudo cp fmodstudioapiXXXXXlinux/api/lowlevel/inc/*.h* /usr/local/include
これができたら、だいたい環境が整った感じ。 あとは、fmod.h をインクルードして、適宜コンパイル。
api/lowlevel/examples の中に例も入っているので、適宜参照しつつやるのがわかりやすい。
ちなみに、サンプルは
make --file play_sound.makefile CONFIG=Debug CPU=armhf
のように、CONFIG と CPU のパラメーターを指定して make しないといけない。
参考: